GH2について覚えていることを残す
GH2について覚えていることを残す
文脈
- 久しぶりにGH2で動画を撮る機会があって、だいぶ忘れててミスもしたので、覚えていることを残しておこうと思った
- といってもほとんどがraitank blog http://www.raitank.jp/ のフォーラムの切り貼りで、あのフォーラムは本当に勉強になる。とはいえあのフォーラムは検索がそんなにできないので備忘をまとめることが自分にとって価値があるし、もしかしたらまだ検索するひともいるかもしれないと思い書くことにします。
- 体調悪くなったときに会社やすんでたので最近ガッと読み返して、記憶がフレッシュなうちに書かないと絶対じぶんもわかんなくなる。
- もう一度フォーラムたどるのだるいのでけっこう記憶で書いてる。すみません。引用の体を転載よくないという話、たぶんあるんだろうけどまずい感じのことがあればできたら教えて下さい。
撮影のtips(hack以外)
- マルチアスペクトなので16:9のときの換算画角が変わる
- 数字としては約1.9倍らしい。出典わからない。
- 広角方向は画角が広くなるので有利
- Cマウントレンズやレデューサ付マウントアダプタでは他のマイクロフォーサーズカメラよりケラレる場合がある
- SIGMA18-35f1.8と中一光学のLENS TURBO2(ニコンF-マイクロフォーサーズ変換)では若干ケラレた
リモート端子はサードパーティのリモートレリーズなどもあるが抵抗の変化でシャッターを切ることができる
具体的な抵抗値はこの図が一番わかりやすかった
Panasonic Lumix G1 GH1 Remote Shutter Release Circuit - Robot Room
フィルムモードは誰かがノスタルジックを全パラメータ-2にして色を+5ブルーに振るのがいい、と言われてずっとそれにしてる。ただ、これ自分で色をいじる前提だと思ってて各パラメータ下げないでブルーも+2〜3くらいにしたほうが撮って出しで扱うならよさそう
撮影のtips(hack)
- ハック方法はraitank blogを読みましょう。Macでやるなかで参考にしづらいのはwineのとこくらいなはず。仮想化など各自やっていきましょう
- ptoolは1.63が最新のはず→3.66だった。全然違う。。(2019年現在) Version History - Main - GH1, GH2, G2, GF1 and G1 Hack Wiki
- GH2ファームは1.2が最新だがptoolが対応してないので1.1を使う必要がある。パナは公開やめてしまったのでネットで拾う必要がある
- ISO拡張、マイク感度調整のレンジ拡大など、ビットレートやGOP数以外も恩恵がある
- パッチによってはspanning(まあ、長時間記録)できないこともある。
- span可否についてはカードの性能規定もあり、パッチ作成者のコメントをしっかり読むこと
- spanした撮影の直後に電源を切るとそのあと同じカードでエラーとなり動画が撮れないことがある。回避するにはspanした動画のあと、数秒の動画を撮影しておく必要がある
- GOP数が多い=画像としてのフレームデータ(Iフレーム)が少なく、フレーム間差分のみデータのフレームが多い。GOP数が少ないと一枚もののフレームデータが多い。
- Iフレームが多いことについてGH2ハックではひとつの価値観となって、1GOP=オールIフレームのパッチが流行っていた印象(そのあとで発表された一眼にオールイントラを謳ったものがわりとあり、流行りを感じた)
- たしかこれもraitank blogに書いてあったけど、基本的にはオールIフレームは滅茶苦茶容量がかさみ、SDカードの書き込みスピードの限界もあるので、画質的には頭打ちになり、GOP数の多い(とはいえ3GOPとか)パッチに収束した気がする。圧縮時のマクロブロック(たぶんブロックノイズ要因?)の話などもあり、そんなに単純ではなかったようだけど
編集前のtips
- mtsファイルはPRIVATE → AVCHD → BDMV → STREAMとフォルダを追っていくとある。
- FCPXはSDカードからメディアを読み込んでくれることもあるが、読み取れないこともあって違いは不明。読み込んだファイルはmovになってて、ビデオコーデックはH.264でオーディオコーデックはPCM16_LEなのでたぶんリラップされてるだけだけど、ちゃんと確認したことはない
- 自分はFCPXとDavinci Resolveのちょっと古いバージョンでしか編集したことなくてほかは知らない。
- spanしたmtsファイルの結合はcatコマンドを使う
cat 00000.mts 00001.mts 00002.mts > concatfile.mts
- mtsファイル自体読めないアプリが多いのでリラップする(エンコードしてもいいけど容量が増えるのと、多少なりとも画質に関わると思ってしてない。たぶんこのへんは宗教)リラップをGUI上でできるアプリも確かあったけど忘れてて、自分はffmpegでやってる
ffmpeg -i concatfile.mts -vcodec copy -acodec copy concatfile.mov
- たぶんffmpegのconcatオプションで結合、リラップはまとめてできるはずだけどやったことはない
書いたあとの気持ち
- このへんraitank blogのフォーラムをずっとROMってて楽しかったのを思い出した。言葉の使い方含めて多大な影響を受けたけど、周りにGH2ハックやってる友達とかいないので今日書けてよかった
- いまからGH2使うひと絶対そんなにいないしまだ使ってる人はそうとう長けてると思うので備忘というよりは歴史資料、というか自分語りだなあと思った
- 画質はいまでも遜色ないと思うんだけどファイルの扱いがとにかく面倒で余裕のあるとき以外は今後も使わない気がする